車中泊と言えば、宿泊費が不要で車さえあればお手軽にできるメリットがあります。最近の車は、軽自動車でもカーナビやTV、車内の広さも十分にあるため車中泊をすることが容易にできますよね。
しかし、中には女性や子供がいる中での車中泊をされる方も多いのではないでしょうか?せっかく楽しく旅行をしていたのに、車中泊でトラブルに巻き込まれてしまっては残念ですよね。今回の記事では車中泊を行うにあたって「安全面」で問題ないのか調べてみました。
この記事を読んで、車中泊の安全対策や健康面での体調管理も万全にしましょう!あなたの車中泊ライフが良い思い出になるように応援しています!それではいきましょう!!
車中泊って安全!?
車中泊とは、「車の中で寝泊り」することですが、実は車中泊にはさまざまな危険性が存在します。ひとつずつ紐解いていきましょう。
エコノミークラス症候群
エコノミークラス症候群(別名 肺塞栓)とは、食事や水分がうまく摂取できていない状態で、車などの狭い場所で長時間足を動かさなかった場合に血管の中に血の塊ができることで生じます。災害時には車中泊をしてエコノミークラス症候群(肺塞栓)で亡くなる方も増えているので、厚生労働省が注意を呼びかけています。身体的安全を守るためにも、しっかりと予防策を覚えておきましょう。
・ 血の塊が剥がれて、肺の血管に詰まった場合には胸の痛みや息切れが起きます(心臓発作のような場合になることも)
最近、北海道での大規模地震も起きましたが自宅が倒壊した人や避難場所での待機を余儀なくされた方の中には「車中泊」で過ごす方も多いですね。
しかし、狭い車内で長時間同じ姿勢でいるとエコノミークラス症候群になるリスクも高くなります。最悪の場合は死に至るケースもあるので、車中泊をする場合にはしっかりと対策をしましょう。
エコノミークラス症候群の対策
・ 十分な水分を摂る(なるべくこまめに)
・ アルコールを控える
・ 時々、ストレッチや軽い運動をする
・ 体を締め付けるような恰好はしない
・ 足のマッサージなどして、結構の流れを良くする
以上を心掛けて、車中泊を安全に過ごしましょう。
一酸化炭素中毒
車中泊では一酸化炭素中毒で死亡するケースも珍しくありません。エンジンをつけたままの車はたとえ「窓を閉め切った車内」であっても一酸化炭素中毒を招く危険性があります。
車の排気ガスに注意する
車の排気ガスには、人体に有害な一酸化炭素が含まれています。しかも、この一酸化炭素は「無色無臭」なので、発生しても気づくことはありません。毒性も強く、少し吸い込んだだけでも疲労感や頭痛などが起こるため注意しなければなりません。
特に、マフラーの排気口が塞がれるような場所でのアイドリング駐車などは絶対に避けましょう。
車中泊で一酸化炭素中毒にならないための安全対策とは
車全体や、マフラー付近が塞がれるような場所での停車は避けましょう。
過去に滋賀県で車の整備不良で亡くなったカップルもいらっしゃいました(この時も一酸化炭素中毒でした、原因は穴が開いたマフラーから車内に一酸化炭素が溜まったためです)。車中泊に行く際には車のマフラーなどに損傷はないか見ておくことも大事ですね。
そして、一番の対策としては「車のエンジンを切ること」に尽きます。車中泊時にはポータブル電源を持ち込むなどして安全に過ごしましょう。

車中泊が安全な場所は!?
車中泊が比較的、安全な場所は人通りが多いところや監視カメラなどがある場所です。主にSA(サービスエリア)や道の駅などは利便性も高く、安全性も高いと言えるでしょう。
しかし、そういった車中泊者の多い場所ではマナーに気をつけなければならないので、周囲の人とトラブルにならないためにもしっかりと予習しておきましょう。車中泊のマナーに関してはこちらから↓

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